水槽管理 水質② 水作り

水質、調整剤
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ウチの換水用のお水作りについて紹介したいと思います!

換水の際、普通は水道水を使うと思います。
もちろん、水道水には塩素が含まれますのでそのまま換水には使えません。
塩素中和剤をつかったり、1日汲み置きして塩素を抜いたり、カーボン浄水器を使ったり。方法はいろいろありますね。

ウチは浄水器を使ってます。
浄水器を使うことで得られるメリットと、浄水器(+R/O浄水器)を使うことでできる水作りについて説明します!

浄水器を導入するメリット

①塩素中和剤を入れなくてOK
いちいち塩素中和剤の分量を測って使わなくて済むので楽です!
バケツリレー方式で水換えする場合でも、ホースを使って垂れ流しで水換えする場合でも塩素中和剤をいれる手間が省けて楽です。
また、塩素中和剤をつ使うことで塩素は無毒化できますが、同時にいろいろな成分が入ってしまいます(多くの塩素中和剤は成分表が載ってないので、なにが入っているかわからないですよね。。)
水槽の状態を想像しながら管理する上で、可能な限りノイズとなるものは除外できると良いです。
人間の飲料水用の浄水器でも塩素は抜けますが、多くは中空糸膜フィルターが使われています。お魚にとっては良くない、という記事を見たことがありますので、私はアクアリウム用のものを買って使っています。

②水道管の汚れ物質をできるだけ除去したい
浄水場 – 市中の水道管 – アパートの配管 – 蛇口、と、長い道のりを経て蛇口からお水が出てきますが、想像以上に水道管は汚れているそうです。一度敷設すると何十年もそのまま使い続けるので、錆びやこびりついた汚れは多いはずです。
蛇口の泡沫水栓ですら、1年くらい掃除せずに放置したら小さいサビ?の金属片がちょこっと溜まってますし。。

R/O浄水器(メンブレンフィルター)を導入するメリット

もし浄水器を導入するなら、R/O浄水器(メンブレンフィルター)も一緒に導入することをおすすめします。
理由は、簡単に軟水のお水が作れるようになるからです。

浄水器+R/O浄水器にお水を通すことで、ほぼすべての微粒子を除去することができます。
カルシウムイオン、マグネシウムイオンといった硬度物質を取り除いてくれます。
以前千葉に住んでいたのですが、水道から出るお水があまり良くなかったですね。。TDS160,GH6くらいだったと思います。ある日黒ひげ苔が発生してしまって、飼育水が汚れたのかな?と思って換水しまくってましたが、余計に黒ひげ苔が広がる、、、という最悪の事態になってしまいました。黒ひげ苔は硬度が高いお水が大好きなんですね。。。
(水源となる山脈から距離があるほど、水道からでるお水の硬度はあがるそうです。同じ悩みをお持ちの方はこの記事が参考になるかもです!)

R/O浄水器を通したお水のことをR/O水と呼びます。TDSが5以下、GH0、KH0です。ほぼなにも不純物がない、超軟水です。
注意点として、R/O水を換水用のお水にするのはNGです。
不純物がないため、めちゃめちゃ不安定なお水です。ちょっとしたことでPHが乱高下するため、お魚にとっては住めないお水です(水清ければ魚棲まず)

R/O水は以下のように使うと良いです。
・浄水とブレンド
 R/O水と混ぜることで硬度を薄めることができるので、簡単に軟水にすることができます。
 ウチではこのお水で水換えするようになってからは黒ひげ苔が一切発生しなくなりました。
・足し水
 水槽のお水が蒸発で減った時とか、お水を濃くせずに水位を上げることができます。
 要は「雨」と考えたら良いと思います。

R/O浄水器の代わりに、イオン交換樹脂(カチオンフィルター)を使っても同様の効果が得られます(ランニングコストや手間を考えたらR/O浄水器の方がいいと思います。)

最後にもうひと手間。

ウチではピートを使ってPHを下げています。
「フミン酸」「フルボ酸」といった腐食酸により、PHを下げることができます。
うちのメイン不ッシュ、アピストグラマの故郷は流木や落ち葉が堆積している小さな川らしいです。
ピートの成分が故郷の環境に近づけてくれるはずです。
浄水とR/O水をブレンドしたお水を溜め水用のタンク(大きめのプラケースを使ってますw)に入れて、そこにピートを入れたネットをぶら下げ、水中フィルターをつけて水を回しています。
エアレーションでもいいと思いますが、バクテリアが沸くのがイヤなのでろ材無しの水中フィルターにしています。
2日も回しておけば、PH5台まで下がります。目標のPHまで下がったところでピートを水から上げて完成です。

ここまでで3種類のお水を紹介しました。それぞれの水質は以下です。
1.浄水 ※浄水して24時間経過後
  PH:7.2、TDS:100、GH:4、KH:2
2.R/O水 ※浄水して24時間経過後
  PH:7.0、TDS:5、GH:ほぼ0、KH:ほぼ0
3.ピート水 ※溜水して48時間経過後
  PH:5.0、TDS:50、GH:2、KH:ほぼ0

このお水を適宜組み合わせてあげれば、熱帯魚飼育に必要なお水はほぼカバーできると思います。
ウチでは水槽の状態を確認して、必要な成分を想像して、適宜ブレンドの配合を変えて水換えするようにしています。

ウチでは浄水器を導入し、上記の水作りをするようになって、とても水槽の状態が良くなりました。
・黒ひげ苔が発生しなくなった
・お魚の発色が良くなった
・ワイルド個体の突然死がなくなった
・水草の光合成が活発になった

アクアリウム生活の大きな助けになるアイテムです!
浄水器の導入や、水作りの参考になれば嬉しいです。

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